証明写真の撮り方

駅の改札の脇にある、ボックス。あれでOK ?!

最近のは性能がいいらしいから、いつか試してみたいものです。百聞は一見にしかず。

とはいえ硬派なので「石橋叩いて×3、渡る」性格なので、写真屋さんに行きます。

だって写真機ボックスでうまく撮れなくて撮り直しするより、写真屋さんの方が上手じゃないですか。結果的にコスパもGood(笑)。

 

3月10日にTOEICを受験するに当たり、6ヶ月以内に撮影された証明写真が必要とわかり、

撮影をフォトカノンさんにお願いします、とメールをしたところ。

免許の更新は警察署でしているから、撮影だけ考えたらかなり久しぶり。わくわく。

 

受験票に貼るだけなんだから

 写真機ボックスでもいいし、

 町中にある写真屋さんでもいいし、

 DPEショップでも撮ってくれる。

 iPhoneで友達に撮ってもらって、コンビニでプリントアウトもできるし

 

なのに、なんでわざわざ足を運んで、撮ってもらうんだろう。

 

それは相手がプロだから。自分が欲しい写真にしてもらえると思うから。

 

支払った代金と、手間をかけた分の仕上がりを手元に届けてくれるから。

それ以外のなにものでもない。

 

「なに、当たり前のことを」と自分でも思った。

でも「わざわざこんなこと頭で考えてるんだぞ」ってことを書いてみようと思って書き始めてみる。

 

/////

はじまりは、大学生の時のインターン。

百貨店の写真室に入って、見習いをしていた。

 

その時はPhotoshopの入ったMacが導入されて、

「これからは、こうやって修正していくんだぞおー」と所長がやって見せてくれたのを覚えている。

 

1.スタジオの清掃

2.ライティングのセット

3.フィルムとカメラの装填

4.照明の微妙な調整

5.ポージングや服の皺の操作

6.撮影後のネガの微調整

7.必要枚数のプリント

8.写真のスポッティング

9.台紙貼りの手作業

10.お渡し

 

などを、納期までにスタッフが手分けして進めていく。

お客様に見えているのは、ほんの一部だってこと。

 

だから一般的に「写真て撮ってもらうの高いわよねぇ」ってなる。

人件費かかってますもん。技術料ですよぉぉぉ。

/////

 

今は、デジタル化して、気軽に撮ってもらえるスタジオが増えた。

それでも、金額が高いところと安いところの差は、仕事の丁寧さじゃないかなって思う。

お客さまと接した時の洞察力、直感力、記憶力とで、仕上げていく。脳みそ使う仕事だなぁ。

 

結果的に「お客様が喜んでくれる」写真を提供することが使命。

それって実は職人ワザ。それが(ほぼ)値段に現れると思っていい。

撮影してもらったときと、仕上がりをもらった時の自分の満足度。

 

わかりやすい例えに言い換えると「美容室/美容師さん」。

 

ヘアカット代って本当にピンきり。

シャンプー無しで駅ナカにある理容室から

数年先まで予約の取れないカリスマ美容師まで

今はいろんな選択肢がそろってる。

 

それの違いはズバリ「いつも鏡で見ている自分、もしくはそれ以上に仕上げてくれる」ワザの違い。

 

自分の身体は、絶対に見ることができない。

鏡で見ているのが自分、と思っていたって実は違う。

人に見られて、「こういう人」と思われて人は形作られている。

 

渡しの場合、散髪して10日くらいしてから

「あら、髪型変わった?すてきね」と周りの人から

言われて、よしよし、今回もうまくいった。とほくそ笑むのです。

 

カットしてすぐに「切った」とわかるなんて。粋じゃ、ない。

 

私たちが、鏡を通して見ているのは

顔じゃなくて、それぞれの生きざま。生活。

皺やくすみ、目の小ささや足の短さなんて、本人には見えていない。

 

「脳は見たくないものは見ないし、聞きたくないものは聞かない」

 

自分の欠点が目立つのは、やっぱりあまりうれしいことではない。

 

職人ワザにかかれば、

本人が見ている「いつもの私」以上に仕上がる。それでいて盛りすぎない。

 

修正ってどんどんできる。他の顔に変えられてしまう。

フィルムの時代も、デジタルになっても。

そこをやりすぎると、「その人」ではなくなってしまう。その微妙な線引きが腕の見せどころ。

 

「この人は、どういう生き方の人なのか。どう生きていたいのか、どうなりたいのか」

想像しながら、メスを入れているような気がする。

 

だって、お化粧する時、頬にシャドウ入れて影をつくってフェイスライン細く見せたり

髪の毛にコテ当てて、スプレーかけて髪型をボリュームアップしたりするじゃないですか。

 

それをネガシートの上で、鉛筆1本でしなやかに美しい1枚に仕上げていた

写真室の先輩方の背中を見たことがあるから。

 

写真は、残ってしまう。良くも悪くも。

今日撮ったものが、明日も20年後も100年後も。

 

その時に、「こう見られているはずだ」と思っている自分が写った1枚と

「私って写真うつりが悪いから」ってアルバムの隅から出てくる1枚とでは

価値が俄然違う。

 

だから声を大にして言いたい!

 

髪型やスタイルの良さで美容師さんを選ぶように、

写真は、ワザのある人に撮ってもらおう。

 

それがたとえ証明写真であっても!

 

 

P.S.

こんなこと自分で書いてしまった後ですが、自分が撮らせてもらった人たちはどう感じてるんだろう〜(~O~;)

私もワザを磨いて、満足してもらえるようにがんばろ〜っと。

コメント