とんでもないエイプリルフール

「あんたが今、運ばれた病院に一番近いから、すぐ向かって」

イベントが終わって、さあ帰ろう。仕事しなくちゃ、家事しなくちゃ、お腹空いたし。

と最寄駅に向かう途中にかかって来た母からの電話。

意識不明
救急車で運ばれた
状況がよくわからない

という情報と、病院の名前だけ聞いていったん電話を切る。

ひとりじゃなくてよかったのは、一緒にそれを聞いていた妹はわりと動転せずに、私に一万円札を握らせて、タクシーを止めて行き先の住所を伝えて、「おばさんには連絡しとくから」ってテキパキことを進めてくれたから。

搬送されたのは親戚の子、とはいえうちの「親戚づきあい」はほぼ家族同様だから、実の兄弟姉妹に近い。

何があったのかわからないけど、私より若い、無茶したのか?いやそんな性格の子じゃないし、何が起きたの?

頭の中パニック!

さらにスマホの電池残量が24%!!まずい。

…って、声にならない思いを汲んだタクシーの運転手さんが

「車内で充電してくださいね」とケーブルを貸してくれて、

「電源落ちたら困るから、今から連絡とる人たちの電話帳メモるといいですよ」

とテキパキ適切な助言をくれて、ツレに電話している間に救急センターに着いて夜間受付に。

記入するもの提出して、付き添ってくださった方にコーヒー買ってきて、2人で飲んでいたら、

わやわや、みんなが到着。

それからが長くて、結局全部終わったのが3時間後。

なにがあって、今なんの処置してるのかわからないまま、時が過ぎたんだけども。

先生が「入ってください」と、みんなを呼んでくれたからその時にはじめて

「あ、生きててくれた!」ってわかって泣いた。

みんな、同じ気持ちで時間を過ごしてたんだなぁ。

入院にはならず、タクシーと電車を乗り継いでみんなで帰って来た。電車の中でめっちゃ叱られて、本人はしょぼんとしていてかわいそうだったけど、

みんな「生きててよかった」と心からほっとしてて、最寄駅ついてやっとあくびが出た。

運のいいやつ!と思うよ、あとは、なんでまた4/1のエイプリルフールにこんなこと起こしたんかな?笑

本人たち家族を見送って、自宅に着いたらもう意識がなくて(私もか!?)、風呂で寝てて、起き上がって掛け布団の上で寝てて、最後やっと布団と布団の間で溶けるように眠った。

ツレが「起きろ!仕事の締め切り!」って何度も起こしてくれて、5時から仕事して、仕事先に「半日遅れます」って謝りのメールして、出勤。

普通の1日がはじまって、本当に良かった。さて、仕事せにゃ。
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